Method
主訴から組む、
動的評価インソール
僕のインソールは、立っている足の形ではなく、
歩いているときの動きを見て作ります。
何を評価するかは患者さんの主訴で決め、
作ったあとは歩いて、数値で確かめます。
3つの考え方
01
足の形ではなく、
歩いているときの動きを見る
立った姿勢で足型をとる「静的」なインソールは、技術の習得が簡単です。ただ、立っているときの足の形と、歩いているときの足の動きは、関係が弱いと報告されています。僕のインソールは、歩いているときの動き(動的アライメント)を見て作ります。
02
評価の項目は、
患者さんの主訴で決める
メガネを作りに来た人を、握力で評価する人はいません。インソールを作りに来る人の大半は、歩くときの痛みを何とかしたい人です。だから歩行で評価します。主訴が歩行でなければ、歩行以外で見ることもあります。
03
作ったら、
歩いて数値で確かめる
動的なインソールの弱点は、評価の基準があいまいで、作る人の感覚に頼りやすいことです。そこで基準をはっきり決め、インソールを入れる前と後の歩き方を、歩行分析アプリ「SOLEAXIS」で数値にして比べます。
評価から確認までの流れ
- 1
主訴を聞く
どの場面で、どこが、どう困っているのか。ここで何を評価するかが決まります。
- 2
歩行を見て、仮説を立てる
歩行分析とテーピング評価で、どこをどう支えれば動きが変わるかの仮説を立てます。
- 3
インソールを設計・作製する
ポロンという素材をグラインダーで削って作ります。アーチの支えは少しずつ足し、合わなければ戻します。
- 4
もう一度歩いて確かめる
入れた直後に歩行を見直し、主訴の場面で変化が出ているかを確かめます。
- 5
SOLEAXISで前後を数値にする
歩いている間の肩の傾き(°)と骨盤の左右の動き(%)を、前後で比べます。1°以下の差は誤差とします。
インソールは魔法ではない
関節の可動域や筋力を、ある程度リハビリでつくってから入れると、インソールはいちばん効果を発揮します。インソールだけで全部を解決しようとはしません。
よく作るのは、扁平足、足底腱膜炎、膝の変形性関節症、それからスポーツのパフォーマンスアップです。
講習では、
この流れを4回で身につけます
- 1回目パッドインソールの考え方と実践、削るインソールの作製
- 2回目靴の選定とフィッティング、歩行分析・評価・テーピング評価
- 3回目一般モデルで評価〜作製
- 4回目評価〜作製を一人で通す
